産後の体の回復、何から始めればいいか
出産後の体に何が起きているのか、産後ケアの基本を整理する

出産が終わったあと、「これで一段落」と思う間もなく育児が始まります。体はまだ回復の途中なのに、授乳、おむつ替え、睡眠不足が続く。産後の体について、何から始めればいいか分からないという声をよく聞きます。ここでは、産後の体に何が起きているのかを整理し、無理なく回復するための考え方をお伝えします。
産後の体は、出産直後から変化し続けている
出産後の体は、妊娠前の状態に戻ろうとしながら、同時に授乳のための準備もしています。子宮は出産後6〜8週間かけて少しずつ元の大きさに戻ります。この間、悪露(おろ)と呼ばれる分泌物が続くのは正常な経過です。
骨盤周りの靭帯は、妊娠中に分泌されるホルモンの影響で柔らかくなっており、産後もしばらくその状態が続きます。この時期に無理な動きをすると、骨盤周りに負担がかかりやすくなります。「産後は安静に」と言われる理由の一つはここにあります。
睡眠不足が回復を遅らせる
産後の体の回復に最も影響するのは睡眠です。新生児は2〜3時間おきに授乳を必要とするため、まとまった睡眠を取ることが難しくなります。睡眠不足が続くと、体の修復に必要なホルモンの分泌が減り、回復が遅れやすくなります。
「赤ちゃんが寝ている間に家事をしなければ」と感じるお母さんは多いですが、産後1か月は特に、赤ちゃんが寝ているときに一緒に横になることを優先してください。家事は後回しにしていい時期があります。
産後ケアは「特別なこと」ではない
産後ケアというと、特別な施術や高価なプログラムを想像する方もいますが、基本は「休む」「食べる」「話す」の三つです。体を休める時間を作ること、栄養のある食事を取ること、そして気持ちを誰かに話せる場所を持つこと。
Mater Horizonの産後ケアセッションは、この「話す」部分を担っています。体の回復について不安なことがあれば、かかりつけの産婦人科にご相談ください。セッションでは、日々の生活の中で感じていることを自由に話していただく時間を大切にしています。
産後の体の回復に「正解」はありません。自分のペースで、少しずつ。何か気になることがあれば、すべてのセッション・プログラムのページもご覧ください。